検察の影に怯える韓国大統領候補の 李在明氏。選挙前に始まった捜査合戦

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検察による逮捕を恐れる大統領候補

また、民主党イ・ジェミョン大統領候補は２２日「今回、私が負けたら、罪を作られて刑務所に行くようだ」と話した。この日、イ候補は松坡区石村湖の横道で即席演説を通じて「検察共和国が開かれる。検察共和国の恐怖はただ通過する風の音ではなく、私たちの目の前に迫ったことだ。本当に怖い存在だ」とこのように明らかにした。

疑惑のデパート

イ候補の長男（２９）が常習賭博疑惑に続き、買春疑惑まで浮上した。イ候補は２０１８年の京畿道知事選後、実兄の強制入院を巡る疑惑で虚偽の説明をしたとして、公選法違反で有罪判決を受けた。

失職の危機を迎えたが、判決は最高裁で覆された。無罪意見を出した当時の最高裁判事が、退任後、大庄洞疑惑に絡む企業の顧問になっていたことが判明しており、この元判事に何らかの利益供与があったとの疑いが出ている。

女優との不倫疑惑や、飲酒運転の前科を巡っても、「道徳的に問題だ」と他候補から非難された。

公捜処は敵陣候補を狙っている

文在寅政権下で検察の力を弱めるという目的で公捜処(高位公職者犯罪捜査処)が設置され高位公職者の捜査を検察から分離し同機関が担うことになったのだが、文在寅大統領自身を守る機関に過ぎないと反発を受けている。

この公捜処はイ・ジェミョンの対抗馬であるユン・ソクヨル氏の身辺調査などを行い通話記録まで査収したとしてユン候補から非難声明が出されている。

イ・ジェミョン候補は選挙で負けたら刑務所に行かされると言っているが、逆も真なりで、左派政権は公捜処を使いユン・ソクヨル氏を逮捕に追い込みたいのだ。